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2017/11/26

短歌人同人1 その2 2017/11 #短歌

 強風。
 寒い。
 でも晴れ。
 暖かい服を着ていれば気持ち良い。
 息子からスケボーに誘われる。
 二人で長浜海浜公園へ。
 滑る。
 体重移動について、アドヴァイスをくれる。
 ちょっとしたことなのに、目標が出来て嬉しい。
 四十代は当然かもしれないが、五十代、六十代の人はみんな始めるといい。
 運動になり、精神の爽やかな緊張になる。
 ちょっと汗をかく。


 五人の作者の歌、五首を。

 性交はなめらかにあり水際をかさなりしままゆく赤蜻蛉
           鶴田 伊津

 性交という言葉が、こんなに淡白に水のように感じられる。なめらかに、水際、などの言葉がそのイメージを作っているかもしれない。言葉は一様でないことを、あらためて知らされる。

 茶を習ひ花をならひてのほほんと花嫁修業といふ時間ありき
           小島 熱子

 嘗ては普通のことだった。与えられたものを無批判に受け入れ習う、と今となっては客観視できる。それがのほほん。小津安二郎の世界で、現今は厳しいが、わたしには有難いのほほんに見える。

 うつしみを抜け出してゆく魂は蛍のごとし夜ごとの夢に
           有沢  螢

 夜ごとの夢に、作者の魂は現身を抜け出してゆく。つまり、夢の中へ魂は自在に行き来する、ということ。魂は、小さな小さな明滅する光のようである、と作者は詠う。

 小池光のうたに<綾鷹>ありしゆえ綾鷹六本買ってきたりぬ
           室井 忠雄

 小池光の歌を実体験しようとする作者。実は、綾鷹を詠った短歌人会員は、もう一人いる。酒井佑子。彼女の歌は小池光に匹敵する。どう匹敵かと、十人くらいから即座に質問が来そうであるが。

 川べりの明るさのなか若き日に読みし高橋和巳顕ちたり
           原田 千万

 『わが心は石にあらず』は全共闘世代の必読書だった。大本教を描いた『邪宗門』を、わたしは我を忘れて読んだ。四十歳で亡くなった。葬儀委員長は埴谷雄高。時代の緊張感が分かる。

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