2017/11/29

短歌人同人1 その6 2017/11 #短歌

 晴れ。
 今日は晩夏並みに暖かくなるという。
 スケボー日和だ。
 一昨日から両足に筋肉痛あり。
 何年ぶりかの筋肉痛。
 なんだか嬉しい。
 スケボーも運動になる。
 午後には仕事で伊東へ行かねばならない。
 早く家事を済ませなければ。 


 五人の作者の歌、七首を。

 死んだ猫が最後に豆腐食ひしからに豆腐煮てをりきのふもけふも
           酒井 佑子

 追悼の豆腐。作者は、旅立った猫に、心の中で豆腐の陰膳を供えているのだろう。猫についての形容詞が一切ないが故に、哀しい。

 てくてく歩くといふことばありきその昔移動は長く単純なりき
           同

 どんな環境ならば、てくてく歩くが成立するか。田園、小川に沿ってひとり歩く。町、人々の顔はリラックスして自分の仕事をゆったりと進めている。そんな町に守られて歩く。てくてくと。

 有沢螢の六分の電話切りしのち雨中草を引くただいつしんに
           同

 有沢螢から電話が掛かってきた。その後、作者は雨に打たれながらただ草を引く。感情語を一切排したお手本のような歌。せかいはかなしい。

 「消防車が出ます」紅顔消火夫の手に制せらるわれの行く手が
           八木 博信

 若い消防士が、出動する消防車の斜め前に立つ。消火夫という聞き慣れない言葉。作者の造語だろうけれど、紅顔と相まって一首の中でよく効いている。

 症例としてかわが背を写したる皮膚科医ときにほほう!と嘆じ
           宮田 長洋

 宮田さんの歌は、流れるような韻律を持つ。韻律に沿って言葉を駆使するのが短歌だと、あらためて感じさせる。肝炎が高じて痒疹を発症したとある。痒いのはきつい。

 正義づらしてもの言う人に疲れ果て遅き夕餉ににゅうめんすする
           柊 明日香

 正義づらとは、言行が著しく不一致な人のことなのだろう。周りには居ないけれど、テレビを見ていると幾らでも居る。作者は、その人に附き合い、そして疲れ果てた。

 男同士の恋を長女は好むといふナースの話にひやりとしたり
           高澤 志帆

 初めて聞く。作者も初めてだったのかもしれない。ひやりとしたり、がなかなか考えさせる。図星なのか、そんな可能性があると言われてどきりとしたのか。面白い歌。

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