2017/12/05

短歌人会員2 その2 2017/12 #短歌

 快晴。
 風強く、寒い。
 脹脛の筋肉痛が亢進する。
 そこへちょっと無理をしたため、肉離れを起こす。
 超音波検査をすると、筋肉と筋肉の層の間に黒く筋が入っている。
 「出血していますね。」
 という医者の説明。
 深刻ではないらしく、一週間で治るという。
 助かった。
 引き離されず、また練習できる。


 五人の作者の歌、五首を。

 なにもかもいやになったら帰る星があるから柵を越えないでいる
           鈴掛  真

 帰る星がある人は幸いだ。そもそも、なにもかもという認知判別には、順序と整理が内在している。世の中、拾う神が必ず居ますよ。

 動きたい身体よおむつ替へのたび光を浴びて転がつてゆく
           桃生 苑子

 赤ちゃんが転がってゆく。光を浴びて。神聖で純真な光景。それは手が掛かり、母の努力と我慢と愛情を最大限に要請する。ぜひ其処へ父も入れたい。

 昨日流しそうめん機を買った売場では一つ減ってる流しそうめん機
           笹川  諒

 いい歌だけれど、どこかで見た気がする。類想とまで言わなくても、あるパターン化がなされている。流しそうめん機が、なんとも上手い。読者の心をくすぐる。

 飛行機の発着を見ているような顔で話を聞いてくれてた
           相田 奈緒

 当然の驚きを折り込んだ上での冷静、そんな顔だろうか。顔の形容が面白い。くれてた、という通俗口語と、上の句がよく合っている。

 せわしなく爪をやすりで研ぐ女(ひと)がエスカレーターに運ばれてゆく
           山田  泉

 とても丁寧に描写される女。その人が運ばれてゆく。一首が動画になっている。趣向が面白い。

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