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2017/12/26

短歌人同人1 その5 2017/12 #短歌

 夜半、久しぶりに雨。
 大分降る。
 朝には止んで、快晴となる。
 庭の花や樹が生き生きとしている。
 支払いと送金に、銀行と郵便局へ。
 その帰り、肉離れ以来になる長浜海浜公園の広場へ。
 足で蹴ると、まだ危うい。
 坂の上から、蹴ることなく滑り降りる。
 わたしのスケボーは、トリック用のレギュラーではなく、クルーザー。
 大き目で、よく滑る。
 海風を浴びて、この上なく気持ち良い。


 五人の作者の歌、五首を。

 この夜のマクドナルドに腕組みて瞑目すやわき壮年として
           内山 晶太

 あの騒然としたマックの中で、腕を組み瞑目している人は居ない。そして、あの内山さんが自らを壮年と呼び、やわき、と捉えているところに、深い感懐を覚える。

 「ICAN」に祝意示さずぎやうぎやうしくJアラートを網羅する国
           紺野 裕子

 英国人のカズオイシグロ氏のノーベル賞受賞には政府もNHKもあれだけ祝意を示したけれど、サーロー節子さん出席のノーベル平和賞授賞は、報道さえしなかった。空襲警報Jアラートが禍々しい。
 
 同級会名簿に「物故」と記さるる日の遠からず来るを思へり
           中地 俊夫

 死去、逝去が、亡くなるという事実を伝えるのに比べ、物故は死や去るという字を使わず、死を過去完了にする趣がある。同級会名簿には、既に幾つも物故と記されている。

 皺寄りて蜜を増したる貴腐と知れど技持たざれば捨つる他なし
           本多  稜

 ボルドーのソーテルヌは貴腐ワインの産地。シャトーギローの二十八年ものなど、甘いコニャックの味がする。作者は、葡萄を見て貴腐ワインを思いつつ、悔やんでいる。

 コーヒーから帰ってきたら有沢さんのコピーがふた月ぶん置いてある
           斉藤 斎藤

 有沢螢さんの月例の詠草かもしれない。そのコピーが置いてある。忽然と現れたわけではないし、誰かが置いたのである。場面も、その誰かも、読者の想像に任されている。コピーの存在感が強い。

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