2018/02/01

短歌人同人1 その10 2018/1 #短歌

 予報は雪。
 二週間ほどは寒いと予報が。
 ストーブの灯油も減りが早い。


 五人の作者の歌、六首を。

 X線に映る右足 中足骨二本が正にポキリと折れて
           庭野 摩里

 連作。作者は段差で転び、金物を踏みつける。中足骨は、足の甲の前半分にある骨。爪先まで五列に延びている。しばらく松葉杖が続きそう。

 ここに未来の小池、藤原あらんかと読み進みゆく会員2欄
           栗明 純生

 短歌人は入会すると会員2欄に入る。編集委員会の審査の上、昇欄すると会員1となり、同人2となり、同人1となる。会員2欄は常にみずみずしい。

 容赦なき月日はありて秋の日の鏡の中に老人を見る
           高田 流子

 わたしなど、鏡は見ても正視しない。知らない人が居ると怖い。作者は正視し、冷静に論評する。結句は、さらりと言っているけれど、凄みがある。

 渋滞の尾灯は長くつらなれりお茶のボトルを夫にさし出す
           矢野 千惠子

 夫が渋滞の中を運転している。その労をねぎらって、飲みやすいようにお茶を渡す。複雑な事情を、たった一首で無駄なく簡潔に詠う。上手い。

 黒沢も上野もわれもわが妻も「新宿美術」に学びし仲間
           宮田 長洋

 新宿美術学院か。新美ともいう。新美なら、わたしの長男もそこで学んでいる。美術に特化した予備校。違うかどうか、こんど宮田さんに会う機会があれば聞いてみたい。

 ほんとうは妻は黒沢を好きだったような気がする七十半ば
           同

 新宿美術で学んだ仲間同士。五十年以上経っても、作者の疑念は消えない。それだけ若々しいと言えば言える。漱石や鴎外の小説に出てきそうである。

コメント

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骨折

もう数年前になりますが私も中足骨?を折ったことがあります。

気が付いたらへたり込むように転んでいて、そのはずみで骨折しました。

何度も「自転車で転んだのか」と聞かれましたが歩いていました。

寒いころに転んで八月に何とか団地の祭りでフランクフルトを焼くため立っていることができました。

リハビリがとてもきつかったですね。