2018/02/20

短歌人同人2 その5 2018/2 #短歌

 朝、陽の上る前に起きる。
 夜が明ける。
 しばらくして、朝日が差し始める。
 この時季、南向きの熱海や湯河原の町に、光が当たり始めるときが最も美しい。
 やや赤い金色に、一時だけ変わる。


 五人の作者の歌、五首を。

 建売の二軒が埋まり六人の子供あらはるわが町内会
           川井 怜子

 いまどき、六人の子供がくるのは珍しいし、まことに有り難い。わたしも四半世紀前に、三人の子供を連れて引っ越して来たとき、随分歓迎されたことを思い出す。

 五人分の洗濯物をとり入れてたたむ楽しみ韓ドラ見つつ
           安藤 厚子

 五人分の洗濯物は多い。しかし、畳んで並べた衣服を見るのは気持ち良い。韓ドラというのを、わたしは見たことがない。ブームと縁遠い。面白いのよ、と短歌人の女性たちは言う。

 大量に頂くライムの使い道ビールに絞って絶賛される
           上原 康子

 これはやったことがない。是非やってみたい。テキーラなどにはそんなこともする。カクテルは勿論。なんとも気持ちの良い歌。

 新しき眼鏡をつくり歪みたる世界にチューニングを合はせゆく
           松野 欣幸

 一読、当然のことと思いつつ、立ち止まる。再び読むと、歪んでいるのは自分の眼球ではなく、世界の方であるという気がしてくる。作者の自恃、そして強さが伝わってくる。

 先に出掛けたあなたの言葉がそこにある休日用の靴はばらけて
           大平 千賀

 夫の平日の出勤の行き返りは、しっかり靴が揃っている。休日はスイッチが替わり、靴はばらける。ばらけ方の中に、作者は言葉を読み取る。

コメント

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短歌についてでないんですが

もうすぐそこに春、来てますって感じがする。私の場合悩ましい花粉症で分かるんですが。

春っていうと花粉も飛びますが黄砂も飛んできます。ガスがかかったようになってしまうことがあり、そうなると車は渋滞し、大変です。

でも、もう雪は降らないでほしいな。